R E S U L T & C O M M E N T
2002シーズンコメント
第16戦 バレンシアGP
予選 16位
1分40秒602
「初日こそタイムは出ましたが、あれが現状で精一杯です。マシンの状態が向上しない限りこれ以上はほとんどタイムアップが無理だとスタッフに伝えましたが、基本的な速さは回復することがありませんでした。その中で出来る限りのプッシュはしましたけど、今日はあれが精一杯です。見ていたプレス関係者にマシンが壊れたの? と聞かれるほど、マシンは走らなくてどうしようもありません。ここバレンシアはストップアンドゴーの典型的なコースなので、あれが僕にできる限界です。結果として16番手というグリッドになりましたが、あれ以上はどうしようもありません。悔しいとかそういう気持ちを越えた状況ですね。それでも明日は最終戦。出来る限りのハードプッシュはするつもりです。来季のためにも悔いを残さぬようにしたいです。どこまでTVに映るかわかりませんが、最後まで諦めないレースを心がけます。こんな状況ですが、応援よろしくお願いします」
決勝 リタイア 「予選初日からマシンは走らず、このままじゃタイムアップも厳しいし、レースにならないとメカニックには伝えてました。それでも色々パーツを取り替えて対処はしてくれたのですが、根本的な速さはやはり戻ることもありません。出来る限りのセットアップで少しでも速く走れるように努力したんですが、あの結果となったんです。グリッドに着いた時点で状況は予想できましたが、とにかくそれでも攻め続けようと自分に言い聞かせてレースに挑みました。スタートこそそこそこでしたが、周回を重ねるうちにタイムが伸びずポジションを落としてしまう状況。後半戦ずっと同じ状況に悩まされましたが、最終戦もまったく変わりがなかったですね。少しでもポジションをさげないよう、かなりコーナーは攻め続けたのですが、最後は突っ込み過ぎてフロントから転んでしまったんです。何とも締まりのないレースで最終戦が終わってしまったというのが感想です。何のために走るのか、自分でも判らないようなシーズンでした。応援していただいたファンの皆さんに、ほとんど応えることのできないレースばかりとなって本当に残念です。この悔しさは、来年もう一度心機一転してレースに挑むことで晴らしたいと考えてます。まだチームや体制は未定ですが、何としても走るつもりですので、また応援お願いします。これまでのご支援、本当にありがとうございました」
第15戦 オーストラリアGP
予選 14位
1分39秒868
「初日の状態はぼつぼつの結果になりましたが、やはりマシンが遅くて厳しい状況であることは変わりませんね。今日は少しでも良くなるようにと頑張ったのですが、昨日以上にマシンが遅くてタイムアップも満足にできない有り様です。仕方なく集団を探してスリップを利用したのですが、それでもあれが精一杯。風はとても強いし途中で雨はパラついてくるしで条件は悪かったんですけど、これは全員が同じだから文句は言えません。ただマシンは本当におかしく、でも時間が無いからそのまま走るしかありませんでした。予選後、リードバルブがバックリと割れているのが判明したんです。ある意味原因がはっきりしただけ良かったのかもしれません。明日は昨年のフレームに戻し、エンジンの再チェックをしてレースに挑みます。予報では決勝レースもドライとのこと。ここは得意なコースだから、何としても上位でかき回してやろうと考えてます。後方からはい上がってみせますので、応援よろしくお願いします」
決勝 13位 「今回もやれるだけのことは、すべてやり遂げたつもりです。でもその結果は13位と納得できるリザルトではありません。全力で走ってあれですから、もうどうしようもないですね。フレームを交換したのは良い方向に出たのですが、リアサスにトラブルが出て途中からまともに作動しなくなりました。リアが動かないのでウィリーばかりしてしまうし、本来のコーナリングができないのでコーナーも遅いという状態だったんです。最終コーナーはタイムアップのポイントなんですが、本来のスピードよも10キロ以上も遅いため、ラップタイムが上がりません。途中雨が降った時にラップタイムがほとんどトップ集団と同じだったらしいのですが、それだけ攻め切れていなかったという証明ですね。エンジンはトラブルこそ克服したとはいえ、とても速さは勝負できるようなレベルではありませんし。こんな言い訳にもならないようなコメントばかりを残すシーズンは、これまで自分のレース歴の中で初めてですね。得意なコースだっただけに、悔しいです。とうとうこんな状況が何も進展しないまま、最終戦を残すのみとなりました。形はどうであっても、せめて納得できる走りで今年を締めくくりたいですね。オファーがあるにはあるのですが、来季のことはまだ何も決まってません」
第14戦 マレーシアGP
予選 6位
2分14秒638
「正直なところ、今回も一杯一杯です。結果的にはもてぎよりはるかに良いグリッドですけども。短いストレートでポジャーリと同じギアレシオなのに、スピードが8キロも違うのを知ってショックでした。上位のマシンにはまったく付いていけないどころか、バビュンッて感じで抜かれてしまいます。もう攻められるところはすべて全開なんですけどね。幸いなことにもてぎで苦しんだシフターの問題が解消してます。何もしないで良いとメカには伝えたのですが、それが良かったのかも。何か変な話しですよね。泊まっているホテルは設備が良く、食事も美味しいの救いかな。和食も完備してますよ。明日は朝から納豆を食べて、ひたすら粘りのレースを見せるつもりです。ギアセッティングははショート気味なので、ダッシュが決まれば前半は上位をかき回せそうですから、TVに映る位置で頑張りますよ。厳しい状況は変わりませんが、出来る限りプッシュします」
決勝 12位 「マシンを少しでも速くしようとフリー走行からキャブセッティングをトライしたりしましたが、あろうことか昨日よりも遅くなってしまう有り様。色々やってはみたのですけど、改善されることはありませんでした。どうやって戦えばいいのか悩むほどでした。1周目からもう周囲のマシンに置いて行かれて、必死にコーナーで挽回しようと試みたのですが、まさに為す術もないというのが本当のところです。ラップタイムは上がらないし、みるみる前との差は広がるしで、今日もポイントが取れるかどうか分からないくらいでした。終わってみれば12位ともてぎ同様の結果です。でも予選同様、あれが精一杯なのは事実ですよ。僕としては、もうあれ以上は速く走れません。チームが僕のマシンに対して真剣に取り組んでくれないことが残念です。こんな成績だと自分の評価が下がるばかり。次のフィリップアイランドは最も得意なコースのひとつです。ここで結果が残せないと本当に厳しい状況になりますが、ライダーとして目一杯のアタックをして行こうと決めています。やけくそというのでは少し意味合いが違いますけど、吹っ切れたというかそれしか残されてませんね」
第13戦 パシフィックGP(もてぎ)
予選 13位
1分59秒977
「今回もマシントラブルが頻発して苦戦しました。シフターの作動がまたしてもおかしく、全開でシフトが入らなくなるのは良いとして、点火カットは作動するという今季ずっと悩まされている症状のため、キャブセッティングがおかしくなってくるんです。いくつもパーツを交換してみたんですが、完全には解消しないまま予選を終えることになりました。テレメトリーではコーナリングスピードが去年よりも速くなっているのだけど、その後の加速が悪いのでタイムが伸びないことも判明したのですが、これもシフターのトラブルが影響していますね。明日はギアレシオをもっと変えて加速を優先してみようと思います。スピードがもっと乗ることを確認できれば、十分戦えますから。スタートダッシュが決めて上位に食いついていきたいです。多くのファンの方々が応援してくれてますので、何としても最後までプッシュしたいと考えてます」
決勝 12位 「朝のフリー走行でショート気味のギアレシオに組み替えて試してみましたが、状況は好転することはありませんでした。しかもシフターのトラブルは解消しないまま、決勝に挑むしかなかったんです。本音で、ここまで同じトラブルが出ているのに解決してくれないチームの対応に失望しました。多くのファンの声援に後押しされてモチベーションを何とか保てましたが、これではもうレースになりません。決勝前に左足が固いシフト操作で引きつらないように注射を打っておいたのですが、後半にはシフト操作もままならず勝手に落ちようとするギアと格闘して、もうあれが精一杯でした。全日本のマシンと同等位の速さしか発揮できなかったし、コーナーを攻めても加速しない状態ではラップタイムも全然上がらない有り様。まったくもうなす術無しで、4ポイントこそ獲得できたとはいえとても納得できる結果とは言えませんね。ふがいないリザルトとなり、ファンの皆さんの声援に応えられず悔しいです。残り3戦となりましたが、レース人生に悔いを残さないようライダーとして精一杯頑張るつもりです。本当に応援ありがとうございました」
第12戦 ブラジルGP
予選 12位
1分59秒174
「フリー走行で走り出してみると、エンジンはそこそこの状態で、速いとはいえないけど、十分戦えるという実感がありました。でも予選になると、トラブルが相変わらず出てしまいます。2日目は特にひどく、1台は完全に使えない状態でした。慌ててスペアに乗り換え、セッティングを確認するまでもなく、最後のアタックに入るしかなかったんです。結局12番手というポジションのまま、予選を終えることになりました。トラブルが出たとはいえ、問題なのは車体です。データ上はうまく動いているのですが、それはギャップの上でマシンが跳ねている状態で、とてもまともに走れないのが厳しいですね。車体を何とかしないと、レースも辛いのは目に見えてます」
決勝 リタイア 「決勝前に雨が上がり難しいコンディションとなりました。僕はここでカットスリックを選択したのですが、周囲はレインばかりだったため、チームの作戦としてレインを使うことになったのです。せっかくソフトコンパウンドにグルービングを入れたスペシャルカットスリックを用意したんですけどね。で、スタートは大失敗。前回の反省から序盤は抑えてタイヤを暖めることに専念しました。数周してからペースを上げ追撃に入ったんです。ところが今度は予想以上に路面が早く乾き始め、熱を持ったレインタイヤはボロボロ状態。ここで車体のセットアップ幅の無さから、フロントが直線のブレーキングから切れ込み出したんです。ペースは落ちる一方で苦戦していたのですが、左高速でついにフロントが完全にグリップを失いました。どうにも車体が決まらないという今年の傾向が、すべてを悪い方向に向けているようですね。とにかく勝ちたいという意識と、現実のギャップに悩んでます。何とかもてぎできっかけをつかみたいですね」
第11戦 ポルトガルGP
予選 3位
1分47秒113
「結果だけを見ると3番手、今シーズンのベストグリッドになりました。結果そのものは悪くないのですが、今日のセッションでまともに走れなかったのが辛かったですね。走り出してすぐに1台目がエンジンが焼き付き、2台目に乗り換えてコースに出たら再び2周で壊れてピットに戻ったんです。ところがダメージが大きく2台とも残り時間内に修復が間に合いませんでした。結局ピットで待ちぼうけ。タイムを伸ばせずポジションも落としたということです。ポールを獲れたかは分かりませんが、もう少しタイムアップできる感触はあったんですけどね。勝算はあるんですが、明日マシンが復活するかが課題でしょう。もちろん目一杯、やれるだけ頑張ります。何とか納得できるリザルトを残したいですね」
決勝 リタイア 「雨のレースとなった決勝、ひとまずは戦えるという感触はありました。でもウォームアップラップに出るときからキャブレーションがおかしくて、ヤバイと思いながらもできるだけプラグがかぶらないよう意識してグリッドについたのですが、スタート直後にクラッチミートしたらエンジンが止まってしまいました。惰性でエンジンを始動させてスタートを切り直したんですが、ほとんど最後尾だったんです。それでも走り出すとみんなのペースは遅く、すぐに挽回しようとペースを上げ1周目で21位、次が15位、そして9位とどんどん抜いて上位を追いました。4周目の1コーナーで2台抜き7位に上がったところで、ぐずるエンジンを回すために半クラをあてた瞬間にハイサイドで転んでしまったんです。これはもうミスにしかならないですね。転倒のダメージはちょっと首が痛いくらいです。悔しいけど、鈴鹿の時に比べると全然人間的には乗れていたし、行けるという感覚が戻ったことは不幸中の幸いかもしれません。応援に応えられず残念ですが、次こそ表彰台に立ちますので見ていてください」
第10戦 チェコGP
予選 13位
2分9秒862
「ブルノは好きなコースなんですが、そこでの結果が13番手ということで結構へこんでます。マシンの状態も決して良くないのですが、それより人間に問題アリですね。去年のタイムよりコンマ7秒も遅いんですから。今回持ち込んだ新型フレームのマシンはセットアップに時間がかかったので結局今日は使わなかったんですけど、これまでのマシンは相変わらずトラブルは出てますし、フリー走行には乗れていない典型的な転倒までしています。前半の悪い流れを断ち切るどころか、一層悪い方向に出ているようで辛いですね。明日の決勝は混戦が予想されるから、何とかレース勘を取り戻して少しでも上位に食い込めるよう努力します。ムジェロのような展開も考えられるし、諦めずに戦うことは間違いありません」
決勝 17位 「もう本当に情けなくて、言い訳すらできない状態でした。ちゃんと完走してノーポイントなんて、GP参戦1年目以来です。今回の敗因はまたもマシントラブルでした。シフターの調子が予選の時から悪くて使えないまま走ったのですが、シフト操作はシフターが無くてもできるのですけど、電気系のミスファイアとかを誘発するためただでさえ速くないマシンが、どうしようもなく遅くなってしまうんです。レース前に各パーツを交換したのにトラブルは直らず、最悪なことに結晶中もミスファイアと格闘するはめになりました。ミスファイアのたびに無茶苦茶濃い状態で走るため、マシンは前に進みません。最後はアクセル全開でクラッチを切りシフト操作してごまかしていたら、クラッチまでおかしくなる有り様。レースの組み立てどころか、本当に走り方までおかしくなってきますね。その結果が17位ですが、もうどうしようもない、というのが本音です。応援してくださった皆さんに、合わせる顔がありません」
第9戦 ドイツGP
予選 11位
1分30秒123
「昨年コースが変わったザクセンリンクは、どうも自分の走りとは合わず、本当にちぐはぐ状態です。ポイントはギアのセッティングなんですが、どうしても自分のリズムと、マシンのパワーバンドがシンクロしません。もう情けないんですが、マシンのキャブレーションも悪くてごまかせないのです。明日はもう少しショート気味のファイナルレシオで、今一度チェックをしてみます。マシンはそれほど遅くないですけれども、決して速くもなくて、厳しいレースになりそうですが、ベストを尽くして後半戦につなげたいですね」
決勝 8位 「今日のレースは、あれが精一杯でした。もちろんできる限りのプッシュは続けましたし、いつもなら使わない小技も駆使して、何とかあのグループの前でゴールした、というのが本音です。とにかく加速が悪くて、上り区間ではどうしようもありませんでした。前のグループには離されるし、後方からはプッシュされるし、厳しいレースでしたよ。それでも嫌いなサーキットで、何とかリザルトが残ったことはうれしいですね。前半戦は良いところがなく、予想もしない結果ばかり。ツキには見放されましたけど、後半戦は1つでも多く勝てるように努力します。数日後には帰国します。日本でゆっくり夏休みをとってリフレッシュするつもりです。応援ありがとうございました」
第8戦 イギリスGP
予選 4位
1分38秒606
「予選初日よりマシンが走らず、サスのセッティングも決まらない状態で、今日はタイムを短縮することができませんでした。それでも順位を一つ落としただけで済みフロントローは確保しましたが、それほど楽観的な状況とはいえません。それでも今回はあまりマシントラブルも起きずこれまでより順調でしたから、文句はいえないでしょう。どうもレベルの低い所でレースを続けたものだから、昨年までのようなレースや予選の組み立てを人間が忘れてしまっている感じです。こんなこと言い訳にもなりませんが、チグハグしたリズムを元に戻すのは思った以上に困難ですね。決勝も天気は良いみたいですが、厳しいレースなのは間違いありません。もちろんスタートから集中して、勝機を見いだせるよう頑張ります」
決勝 8位 「良いスタートを切れて早々にトップにも立てたし、一旦2位に下がってからも十分勝てるレースだと思い作戦を組み立てていました。数台のトップグループになりそうだったし、逃げを打つほどマシンは速くなかったけど、終盤に勝負に出れば行けると思っていたんです。ところが3周目の最終コーナー立ち上がりでいきなりクラッチが滑り出し、あっという間に順位を落としてしまいました。それからはクラッチレバーを握っても手応え無くペタペタ状態となり、シフトダウンをクラッチ無しでやるしかなかったんです。あの状態ではさすがにハイペースでは走れず、何とか完走をと我慢して走り8位でゴール。クラッチ無しで最後まで持つか心配だったから、状況的にはそれでも良い方だと思います。予選中からシフト操作の時、足を上げるのが辛くて足上がり状態だったのですが、決勝ではそれ以上でしたね。インターバル無しとなる翌週のドイツでは、痛み止めというか足が上がらないための注射を打つことにします。せっかく大勢の方々から応援いただいたのに、こんな結果となって本当に悔しいです。優勝を目指して次戦以降も頑張ります」
第7戦 オランダGP
予選 15位
2分13秒610
「初日は車体のセッティングが決まらず、攻めきれずに苦労していました。エンジンも1基焼いて、厳しい状況は変わりませんね。タイムアタックに入ったところ、ストレートでトラブルを起こしたマシンに追突してしまい、タイムを出せないでチェッカーとなったんです。今日は少しでも順位を上げようと思ってましたが、どしゃぶりの雨。当然タイムも出せず、初日の15番手で終わってしまったということです。明日は晴れそうなので、バルセロナのようなミスをしないで、上位でゴールするよう頑張ります。足のケガも問題はないので、なんとか成績を残せるようにしたいですね」
決勝 8位 「今日のレースは、いろいろな意味でつらい展開でした。シフターが壊れて、シフトチェンジがとても重く、足首に負担がかかっていたんです。車体はそこそこ決まっていたけど、エンジンは今回も遅くて、集団から抜け出すことができませんでした。それでもラスト2周で、15位から7位までジャンプアップするプランを立て、ほぼ予定通り抜いたのですが、パブロだけ逃がしてしまい8位でゴール。コーナーはみんなグチャグチャで、ペースが遅いけれども、ストレートで離れてしまうので、あれが精一杯でした。上位グループに引き離されなければ、もう少し順位が上がったでしょうが、スピード的にはほぼ限界ですね。最後2周はブレーキングで3台、コーナーで2台など、攻める場所を決めて仕掛けたのですけど、つらいレースでした。次は得意のドニントン。何とか、勝って希望をつなぎたいです」
第6戦 カタルニアGP
予選 6位
1分52秒138
「結果的に今季初めてのセカンドローです。とはいえ、かなり攻めたにもかかわらずこのタイムしか出せなかったということでもあり、楽観できない状態ではありますね。マシンの方はエンジントラブルが金曜日に続発し、今日は壊れなかったけども昨年出したタイム以下ですから、速いとは言えません。また足回りのセッティングに悩まされて、コーナリングスピードも上げられませんでした。思ったように曲がらないんですよ。とはいえそういう状態でもこのグリッドですから、決勝でもムジェロのように上位にいられれば、チャンスは十分あると思います。予選と決勝では走り方も変わりますし、もちろん表彰台目指して頑張ります」
決勝 リタイア 「スタートからトップグループに付けることができ、何とか勝つために悪戦苦闘していました。今日もやはりマシンは遅く、特に加速が厳しくて表のストレートや短い直線部では厳しく、バックストレートで何とか差を詰めてという展開だったんです。とても前に出て逃げを打てるような状況ではありませんでした。後半もこのまま同じペースが続くなら、勝機は十分あると思い相当無理をしながらプッシュしていたのですが、バックストレートエンドのヘアピン立ち上がりでハイサイド。ここは余裕のある数少ない区間だったので、ちょっと気が緩んでしまったのかもしれません。立て直す暇もなく転倒し、両足を打撲してしまいました。幸い骨は大丈夫だったので、次のレースには支障がありません。今はちょっと痛くて立つこともおぼつきませんけど。厳しい状況は変わりませんが、次戦に向けマシンはファクトリーに戻して見直しされるし、次こそ勝てるよう努力します。応援に応えられず、とても残念に思います」
第5戦 イタリアGP
予選 14位
2分00秒602
「ここに来て人間の調子はかなり良い状態なんですが、マシンの方は相変わらずという感じです。今回も昨日と今日で3回もエンジンが壊れてしまいました。今日の午前中は結構良い感じでマシンが走っていたしタイムも伸びていたのですが、そのエンジンも午後の予選で壊れてしまいグリッドを挽回できなかったんです。でもマシンの状態はこれまでよりはかなりスピード的にもマシだし、このレースから新型のカウルを持ち込んだのですが、高速コースでメリットが感じられたのは幸いですね。明日はかなりロング気味のファイナルレシオとなるのでスタートダッシュをかけるのは難しいですけど、慎重かつアグレッシブに攻め続けて上位を狙って行くつもりです」
決勝 2位 「今日のフリー走行で新しいクランクケースを試したところ、かなりエンジンパワーが出ていることを確認しました。まだトップレベルには遠いですが、かなり行けるという確信を持てたんです。それからスタートでは、これも新しく採用したクラッチが抜群で好ダッシュが切れました。序盤トップに立ったのは逃げられるかをチェックするというより、久しぶりだったので一度トップに出ようとしたんですよ。ただ逃げるには厳しいのは分かっていたし、集団の後方で様子を見て最後に勝負をと考えていたんです。最後のシケインは僕だけ5速全開でアドバンテージがあり、最終コーナーをトップで抜ければゴールラインまでの加速にも自信がありました。前の2台が先頭を逃がしてしまい、残念ながら最終コーナーまでにトップを伺うチャンスは逸したけど、その2台のスリップを上手く使えたので2位をゲットできました。この状態での結果には満足してます。やっとレースらしいレースが出来て、また応援していただいた皆さんに良い報告ができて嬉しいです。この勢いを次以降に持ち込んで頑張ります」
第4戦 フランスGP
予選 10位
1分45秒055
「これまでネックだったサスペンションの開発が一本化したことで方向性が見え、今回は足回りのセッティングが完璧に近い状態になりました。ですから予選ではかなり限界ギリギリまでプッシュをしたのですが、エンジンの方がどうしようもなく遅くて苦労してます。キット無しRSすら抜けない状態で、もちろんデルビ5台中でも飛び抜けて遅い始末。単独で5〜6km/hも最高速が遅いし、とにかく上位にタイムに追いつけません。ル・マンは新コースになり走りやすくなったのですが、基本的にストップ&ゴーのレイアウトで、エンジンパワーが無いと厳しいですね。新コースの区間が唯一のコーナーで稼げる場所で、そこで他よりも2秒は頑張ったのですが、ポジションが上がりませんでした。明日はそれでも大暴れしてやろうと画策中です」
決勝 リタイア 「結局エンジンパワーは昨日までと同じレベルにしかならず、激遅マシンでレースに挑むしかありませんでした。もうコーナーで頑張るしかないのですけど、ル・マンはストップ&ゴーが多くコーナーでタイムを稼ぐポイントが少ないんです。スタートダッシュは決まってオープニングラップこそ5位で帰ってきましたが、すぐにストレートでゴボウ抜かれて順位がおちてしまいました。新コースになった区間が唯一の頑張れる区間だったので、予選同様そこを中心にコーナーを攻め立てたんです。ただそこにはパッチのように濡れた箇所があって最初は攻め切れず、徐々にペースを上げてるしかありませんでした。34のライダーに絡んで順位を下げて、抜き返してからペースアップしたのですが、その得意の区間で転んでリタイアとなったんです。そこが自分のラインだったから慎重かつアグレッシブに攻めていたのですが、瞬間前輪がニュルッと滑って終わり。エンジンパワーが上位陣と同等レベルまで高まれば、こんな苦労はしないで済むのですけど、厳しい状況は続いてます。結果が残せず悔しいですが、ケガが無いだけマシかもしれませんね。何とか前向きに気持ちを切り替えて、次に挑みます」
第3戦 スペインGP
予選 11位
1分50秒029
「今回もマシンセッティングには苦労しています。それでもリザルト的にはイマイチですが、状況的にはかなり良い方向に来ていますよ。懸念のサスセッティングは、方向性が見えて来つつあります。悲しいことにエンジントラブルは今回も結構あって、走行時間不足を痛感しますね。今日の予選では随分ましになってきてタイムアタックをしたのですが、最後にヘアピンで突っ込みすぎてタイムを伸ばし損ないました。ミス無く走れば2列目は十分可能だったでしょう。明日はスタートダッシュを決め、何とか上位に食いついていきたいですね。本音のところ勝つことは厳しいですが、レースですから最後まで諦めません。確実に上向きになっている流れを、結果につなげるよう頑張ります」
決勝 6位 「昨日の予選で時間が無くて決められなかったセッティングですが、朝のフリー走行でベーシックに戻したサスセットがそこそこ決まり、何とか戦える手応えをつかみました。レースではスタートダッシュこそ決まったのですが、コーナー進入で左右からラインをふさがれて出遅れてしまい、順位を挽回するのに時間がかかってしまいました。マシンがかなり遅くて、前に出るのが厳しかったです。タイム的にはトップグループと同じペースでしたから、序盤の出遅れが最後まで響いたのが残念でしたね。最終ラップは5位を狙っていたのですが、最終コーナーで勝負をと考えていたらそこでイエローフラッグが出てしまい、結局そこでは抜くことができず6位でゴールとなりました。ここ数年ヘレスは転倒が続いていたし、あまり走らなかったマシンの状況やセットアップの遅れを考えれば、この結果には納得してます。まだ10ポイントですが、良い方向へと変わってきたと思うし、これからランク上位を追走します。応援ありがとうございました。次からもガンガン行きます」
第2戦 南アフリカGP
予選 17位
1分43秒739
「昨日からマシントラブルが続いて、鈴鹿の時以上に苦しい展開となっています。昨日のフリー走行こそましでしたが、それ以降はトラブルだらけ。今日の予選では何とホイールが外れるという信じられないアクシデントまで起きたほどです。まぁ、それでも何事もなかったからいいですけども。本音で、明日のレースは厳しいでしょう。セッティングも何も決まってませんから。マシンがまともになれば何とかなるとは思うけど、このままでは予測がつきません。もちろんレースはこれからですから、今日中にマシンを組み上げてトライします。この段階で諦めるわけにはいきませんから」
決勝 リタイア 「朝のフリー走行では新しく組み上げたサスペンションを使い、マシンのセットアップに努めました。まだまだ本調子ではありませんが、それでも何とか戦えるという手応えがあったんです。スタートはかなり良いダッシュができて、順位をかなり上げることができたのですが、ルーチョとオリーブのクラッシュに巻き込まれてしまったんです。いきなり左足に衝撃を感じ、気が付いたらすくわれるように転んでしまいました。ツキの無い時は、どうしようもありませんね。物事が悪い方にばかり向かってしまうようです。身体は大丈夫ですが、ちょっと足が痛いかな。フォークがおかしくてフリー走行で転倒したり、予選でリアホイールが外れて転んでも、大きなケガにならなかっただけツキがあると思ってます。チームも深刻に状況を憂慮しているし、ヨーロッパラウンドから仕切り直します。応援してくださった皆さんには申し訳ありませんが、次以降必ず巻き返します」
第1戦 日本グランプリ(鈴鹿サーキット)
予選 12位
2分15秒170
「どうも気合いが入らないままレースウィークに入ったのですが、予選2日目になって、やっと気持ちがピークに達してきました。ただ、昨日からエンジントラブルが続発し、今日の予選中にも1基壊れて、タイムアップが厳しかったです。やむをえずTカーで走ったのですけど、ワイルドカードのマシンを抜くのがやっと、という程度でした。結果は昨日より2番手アップの12位。もちろん納得いくリザルトではありませんよね。でも、明日はレース。予報では雨の可能性も高いですが、ドライでもウェットでも、やれるだけ頑張ります。気持ちの問題はクリアしました。レース後に良い報告ができればいいですね。」
決勝 リタイア 「もう何と言っていいのか、多くのファンの方々が応援してくださったのに、情けない結果に終わってしまい、とても悔しいです。予選からトラブルにたたられ、最後の予選で良かったエンジンもすぐに壊れてしまい、決勝では何とか組み上げたエンジンで走りましたが、本来のパワーには遠く及ばない状態でした。そこに車体、特にサス関係のセッティングが決まらないまま、雨のレースとなったのですが、これがまた見事に乗りにくい仕様となったんです。何とか我慢の走りでと、滑りまくるマシンと格闘していましたが、何とかポイント圏内キープができそうだと思っていたら、スプーンカーブの進入でリアが大きく滑り、ハイサイド状態になって転ました。課題の残るレースとなりましたね。でもメンタル面では戦闘モードに入りましたし、気分を切り替えて次戦に望みます」